公開シンポジウム  同志社大学東京オフィス

日時:2018年12月13日(木)13:00~17:00,17:15〜18:15(交流会,無料)
場所:同志社大学東京オフィス
    東京都中央区京橋2丁目7番19号 京橋イーストビル3階
    http://tokyo-office.doshisha.ac.jp/access/map.html

プログラム
13:00-13:05
  オープニング(会長)
    概要:知的オフィス環境推進協議会の中に新たに設置したオフィス AI・IoT 研究部会の紹介
13:05-13:55
1.講演「DX の潮流と不動産・住宅業界での萌芽事例」
吉田純一(株式会社野村総合研究所 上級システムコンサルタント)
概要:IoT や AI 技術の成熟により不動産自体のデジタル化が進展している。デジタル化した不動産を
活用して既存業務を変革するとともに、新たなビジネスを実現する「デジタルトランスフォーメーション
(DX)」を志向する企業が増えている。不動産業界における DX の先進事例を紹介するとともに、実現の
ための課題と解決の方向性について考察する。
   13:55-14:30
2. 講演「AI・IoT の現状とオフィスへの導入」
三木光範(同志社大学理工学部教授)
概要:AI(人工知能)や IoT(すべてのものがインターネットに繋がる)技術が社会を席巻している。すで
に AI は将棋の世界では人を凌駕し、会計事務所や弁護士事務所で人と同等の働きをしている。こうした
技術がオフィスに入ってくるのは時間の問題である。オフィスはすでに快適な家具やエリアが取り入れら
れ、好きな場所で自由に仕事に集中し、仲間とのコミュニケーションも活発になってきた。しかし、lAI や
IoT 技術の導入は今後の課題である。ここではオフィスに導入される AI と IoT 技術を俯瞰し、これからの
オフィスに必要なオフィス AI・IoT ガジェットを考える。
14:30-14:00
3.講演「アマゾンウェブサービスで実現するスマート環境 ~クラウドと AI・IoT の親和性~」
富岡亮登(同志社大学大学院修士2年、アマゾン AWS 内定者)
概要:いまやグーグル、マイクロソフト、アマゾンなどが世界中で数多くのクラウドサービスを展開して
いる。これらのサービスを組み合わせれば、これまで高価で開発困難だった新たなサービスを簡単に、
かつ安価に開発できる。運用コストも非常に低い。ここではアマゾンウェブサービスが提供している170
余りのサービスのうち、AI・IoT に活用しやすいサービスを中心に取り上げ、簡単に紹介する。また、アマ
ゾンウェブサービスを用いた IoT ガジェットの実装例を示し、クラウドサービスと AI・IoT の親和性について考える.
15:00-15:45休憩(15分)
15:15-15:45
4.講演「ベンチャー企業が牽引する AI と IoT」
川原弘行(株式会社フェリックス 代表取締役)
     概要:ベンチャー企業の強みは、決断のスピード、ラピッドプロトタイピング、そして最新の技術である。
大企業ではできない案件で世界初のサービスを作り出すなど、いまや小回りがきき、高度な技術力を持
つベンチャー企業が新たな分野を開拓し、大企業がそれを大きく育てるというビジネスモデルが多くなっ
てきた。大企業には大きな力があり、ベンチャー企業にはない良さがある。両者の力を合わせるとシナジ
ー効果で、今までに無い製品やサービスを生み出すことができる。
15:45-16:15
5.オリジナルミニ AI スピーカーの開発
下坂久司(てとてとて合同会社 代表社員)
概要:Google Home や Amazon Echo などの AI スピーカー(スマートスピーカー)の登場と急速な普及
に伴い、音声(対話)をインターフェースとする新しいシステムやサービスに注目が集まっています。当社
では「音声による会議室予約システム」の開発を通じ、オリジナルのミニAI スピーカーの構築に必要な技
術要素の検証や各種ツールの開発を行っています。当社が開発するミニ AI スピーカーでは、多様なクラ
ウドサービスを組み合わせることにより、迅速且つ低コストでの開発を実現しています。デモを交えてシ
ステムの全体像や開発した各種ツールについて説明します。
16:15-16:55
6.同志社大学で開発したオフィス AI・IoT ガジェット

三木光範(同志社大学理工学部教授)および知的システムデザイン研究室学生たち
・ビーコンと NFC を用いた知的照明システム
・超高輝度疑似窓システム
・雰囲気可変照明システム
・リアルタイム降雨センサー
・オフィス内人流計測システム
・椅子にセンサーを取り付けた在席・離席センシング
・ノンテリトリアルオフィス用配席システム
・机上面輝度可変システム
・オフィス内ドローン撮影システム
・音声認識会議予約システム
・会議時間お知らせ照明システム
・オフィスを楽しくする鉄道模型型お知らせシステム
・騒音防止システム
・話しかけていいよロボット
・屋外カメラの工事を無くしたライブ映像疑似窓システム
16:55-17:00
7.クロージング 会長
17:15-18:30
8.名刺交換・交流会
ささやかですが、飲み物とおつまみを用意します。是非、ご参加下さい。
 開催主体
  知的オフィス環境推進協議会
   (会長:三木光範[同志社大学教授]、理事長:西村真[名古屋大学大学院教授])
    事務局:同志社大学理工学部インテリジェント情報工学科知的システムデザイン研究室
     (610-0321 京田辺市多々羅都谷1-3香知館KC-122

 詳細はこちら 2018年SOEPAジンポジウム.pdf

公開シンポジウム  同志社大学東京オフィス

 日時:2017年3月6日(月)13:00~17:00
 場所:同志社大学東京オフィス
    東京都中央区京橋2丁目7番19号 京橋イーストビル3階
    http://tokyo-office.doshisha.ac.jp/access/map.html

 シンポジウムテーマ:スマートネス、サステイナブル、そしてウエルビーイング

 プログラム
 13:00-13:05
  1.オープニング(理事長)
    名古屋大学客員教授西村真

 13:05-13:35
  2.最新オフィスの事例(ビデオ映写と説明)(2件.15分[映写時間含む]=30分)
  (1)「コニカミノルタ株式会社の新研究開発棟『コニカミノルタ八王子SKT』」
      コニカミノルタ株式会社総務部ファシリティグループ
      玉井英輔(SKT設計・建設プロジェクトチーム)
      https://www.konicaminolta.jp/about/release/2014/1014_02_01.html
  (2)「ダイキン工業株式会社のテクノロジー・イノベーションセンター」
      ダイキン工業株式会社テクノロジー・イノベーションセンター
      担当課長大島久典
      http://www.daikin.co.jp/tic/index.html

 13:35-13:50
  3.基調講演(会長:15分)
     「メインテーマ:スマートネス、サステイナブル、そしてウエルビーイング」
     同志社大学理工学部教授三木光範
    概要:いま、ウエルビーイングという概念に注目が集まっている。
    ウエルビーイングとは何なのか、オフィスでウエルビーイングを実現
    するにはどうすれば良いのか。そして、ウエルビーイングを支える基
    盤として、オフィスのスマートネスとサステイナブルを考える。

 13:50-14:50
  4.講演1(講演50分+質疑応答10分=60分)
     「都市を舞台としたイノベーションと建築のサステナビリティ」
     野城智也氏(東京大学生産技術研究所教授)
    概要:情報・知識が場所に対して粘着性(stickness)を持っているがゆえに、
    また、現代のイノベーションが分担協調型(distributed innovation)と
    なっているがゆえに、都市がイノベーションの舞台となりつつある。
    こうした観点から見て建築のサステナビリティを如何にとらえ、
    何をすべきなのか、具体例を交えながら私見をご披露する。

 14:50-15:05休憩(15分)
 15:05-15:50
  5.講演2(講演40分+質疑応答5分=45分)
     「日本とオーストラリアにおける働き方とワークプレイス戦略の今」
    概要:OECD「より良い暮らし指標」で6年連続総合1位のオース
    トラリアと、同ランキングでワークライフバランス、健康状態共に
    下位20%に沈む日本との間にあるワークプレイス戦略の違いは何
    か。今後検討が必須となるウェルネス推進の視点から考察する。
    奥錬太郎氏(シービーアールイー株式会社ワークプレイス・ストラテジー)

 15:50-16:50
  6.パネルディスカッション(運営委員各5分.8社=40分+討議20分=60分)
    「新しいビル認証WELLに準拠した照明設計の考え方」
           パナソニック(株) エコソリューションズ社
           戸田直宏
    「明視だけではないヒトと寄り添う照明へ」
           株式会社日建設計エンジニアリング部門設備設計グループ
           篠原奈緒子
    「クールビズ&ウォームビズに貢献する調温調湿エコサイクル空調」
           木村工機株式会社営業開発センターセンター長
           斉藤一成
    「ビル管理におけるIoT技術の適用と変革」
           三菱電機株式会社
           加山勉
    「ビル運用におけるクラウドサービスの活用」
           アズビル株式会社BSCマーケティング本部環境マーケティング部
           甘利健
    「既存建物のZEB化改修の取り組み」
           東急建設株式会社技術研究所温熱・風グループ
           富田健司
    「3.3Lab Futureでの取り組み」
           三菱地所株式会社開発推進部
           奥山博之
    「オフィスビル環境ラベリングの最新動向」
           (一社)日本ビルヂング協会連合会
           事務局次長金子衛

 16:50-17:00
  7.クロージング(10分)

 開催主体
  知的オフィス環境推進協議会
   (会長:三木光範[同志社大学教授]、理事長:西村真[名古屋大学大学院教授])
    事務局:同志社大学理工学部インテリジェント情報工学科知的システムデザイン研究室
     (610-0321 京田辺市多々羅都谷1-3香知館KC-122

 詳細はこちら 2017年SOEPAジンポジウム.pdf